(Digital) Performer
(Digital) Performer を快適に(普通に)使うために
米 Mark of the Unicorn の DAW (Audio レコーダー + MIDI シーケンサー)。高機能のアプリケーションであっても、そのほとんどの機能を使わなければいけないと言うことはないのです。逆に高機能であるが故に、特定の機能がある人にとっては災いとなったりもします。
Automation | Smart Selection |
Smart Selections |
to PageTop
Performer 6 より加わったエディットメニューの一つで、デフォルトだとチェックがついています。特にトラックオーバービューウインドウやグラフィックエディティングウインドウでのコピーペーストを、ソフトがインテリジェントに解析してくれるので、思考比率をより音楽寄りにできるという便利な機能のはずなのですが、注意すべき点もあります。 今のところ、この機能を頼りにコピーペーストを繰り返していると、あちこちのトラック、あちこちの小節にプログラムチェンジやコントロールチェンジデータをまき散らすことになり、そのうち制作者自身が把握できなくなり、思わぬところで思わぬデータが、それも気が付きにくい悪さをする結果となる場合もあるのです。 これは、Web ページ制作ソフトで編集を繰り返すうちにあちこちに無意味なタグができてしまうのと似ています。無意味であってくれてるうちはいいのですが、MIDI では早々に意味を持ってしまいます。 したがって、この機能はプログラムチェンジやコントロールチェンジなどのデータがどのような所作をするか理解し、さらにスマートセレクションが何をしてくれるのか理解できるまではチェックをはずしておくほうがよいでしょう。こちらでは未だにハズしっぱなしです。 |