QX3 SMF
YAMAHA QX3 のデータ資産再利用法 (~ Mac OS 9.x.x)
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YAMAHA QX3
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ある日、主宰はアレンジャーとして出向いたスタジオにてマニピュレーター(コンピュータとかシンセサイザの魔術師)にその日レコーディングされるシーケンスデータの入った QX3 のフロッピーディスクを手渡すと、なにやら彼はそれを QX3 に入れたり Mac(SE30) に入れたり・・・
はたしてその結果!!彼の持ち込んだ Mac が QX3 にて作成したデータを奏でているではあ〜りませんか!!!
その後、MIDI シーケンスを QX3 からコンピュータ(Mac) に替えてからは QX3 で作ったデータをすべて PC アイコンの付いた書類にして、ハードディスク内に入れてあります。
YAMAHA QX3 のデータを Mac で読む(SMF にコンバート)
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QX3 のデータは ESEQ という YAMAHA の独自規格で、このままではコンピュータの汎用 MIDI フォーマットであるスタンダードミディファイル (SMF) とは互換性がありません。YMAHA のシンセサイザー SY シリーズや EOS などのドライブでも SMF にできるようですが、そういう ESEQ 対応ドライブがない場合のコンバート法です。
用意するもの・・・
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では、やってみましょう、、、 | |||||
QX3 の OS は DOS ベースのようですが、PC エクスチェンジかファイルエクスチェンジをインストールしたMacでも、QX3 本体でフォーマットしたディスクは読めません。DOS フォーマットで初期化したディスクを QX3 にて使用していたものなら読めます。 つまり、コンピュータにて DOS フォーマットされたディスクなら QX3 でも Mac でも PC でも読めるということです。 QX3 本体でフォーマットしたディスクに書いてある曲データを読むには、そのディスクから曲データを QX3 本体にロードし、あらかじめ DOS フォーマットで初期化したディスクにセーブしなおしておきます。 こうして用意した QX3(DOS フォーマット)のフロッピーディスクを Mac で読むと、 中にはこんなアイコンのファイルが入っています。このアイコンを Mac郎のアイコン に重ね合わせて、読み込みます。 その後、Mac郎のファイルメニューより、「標準MIDI(SMF)ファイルに変換...」を選択すると保存場所を聞いてきますので、例えばデスクトップを指定します。すると、デスクトップに こんなアイコンが現われます。 これはスタンダードミディファイルですので、Mac や Windows のシーケンスソフトで読めます。開いて見ると、アタマに1小節プラスされているのと、Initialize というトラックが増えていますが不必要ですので、削除します。 |
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QX3 側で準備しておいたほうがよりよいこと、、、 | |||||
QX3 は、あるノートがオンの時、そのノートのオフコマンドが来る前に、同じノートナンバーでオンコマンドが来た場合でも発音してくれます。が、Mac郎は、それをありえないものとし、後からのノートは無いものとしてコンバートします。 例えば、Hi-Hat が8分音符を刻んでいて、デュレーションが8分音符より長くなってしまったデータの場合、QX3 では、全て発音しますが、そのデータをMac郎でコンバートすると、最初の一発以外のノートデータは無くなっています。 対策としては、QX3 側で予めドラムトラックのデュレーション(ゲートタイム)を最短(1ティック)にしておくことです。こうすることによって、スネアのフラム(「タラッ」て聞こえるやつ)等もほぼ完全に再現します。 |